エターナルサンシャイン

yurara19862006-12-31

もう、2006年も終わりですね。

エターナルサンシャイン。監督はミシェルゴンドリー。
主演はジム・キャリーとケイト・ウインスレット。
記憶と現実が入り混じる世界の景色を映す、映像センスは抜群に良い。氷の上に寝っころがって星を見ているシーンのように絵的に美しいシーンもたくさんある。それより、何より、ストーリーが良い。中でも、ジムキャリーがケイト・ウインスレットと一緒に記憶の忘却から逃げるため、秘密の記憶に逃げるというところがとても素敵。ケイト・ウインスレットが何でも恋人と共有したい性格なのに対し、ジムキャリーは逆に秘密を持っている性格。その二人が恥ずかしながらも記憶を共有していく姿は共感を覚える。
記憶の忘却の最後のシーンである、海の家が記憶消去と共にどんどん崩れていくシーンは泣ける。ケイト・ウインスレットが崩れ行く家からほんとはジムキャリーが逃げ出したのが現実なんだけど、
「せめてサヨナラを言った事にしましょう」
と言いキスをする。

エターナルサンシャインの唯一のラブシーンでのジム・キャリーのセリフ
"Please let me keep this memory.Just this one."
誰かと共有した想いは何よりも大切なもので、その記憶だけは残して、2007年も大切な人や物を共有していきたいと思います。