Before Sunset(2004)、before sunrise(1995)を観て

前作before sunrise(1995) ユーロトレインの車内で出会ったアメリカ人青年ジェシーとフランス人のセリーヌ。気の合った二人は途中下車してウィーンの街を歩く。歩きながら会話することが映画のストーリーという変わった映画。一夜を共に過ごして、アメリカへ…

人事と二人

若いうちは思い込み、思い上がって仕事をしたら良いと思ってる。自分の力がどこまで通用するのか、通用しないのか試してほしい。仕事を続けるうちに思い込みは事実になり、思い上がりは思い上がりでは無くなる。そうなると仕事が面白くなってくる。仕事はじ…

泣かないで、おじいちゃん

「人生をかけて買った家だけど、売ろうか」 沈黙を破るようにおじいちゃんは言った。 父方の実家が誰も住まわないということで、不動産をどうするべきか考える時期になった。所有し続けると無駄に税金がかかる上、住まわない家の老朽化は早い。賃貸も勘案し…

愛を読むひと/スティーヴン・ダルドリー

主人公は15歳のときに36歳の女性と知り合い、ひと夏のあいだだけ男女の関係になる。しかし女性は突然姿を消してしまい、関係はそこで終わってしまう。主人公は途方に暮れ、以後他人を無条件に愛することができなくなってしまう。 大人になり結婚をしても主人…

I wanna be just like you

小学生の頃、近所に住んでいた大学生に憧れていた。名前も知らなかったけれど、就活の時期になってスーツを着こなす姿は格好が良く印象的だった。今現在、私もあの頃憧れた大学生と同じ歳にとうとうなり、就活に挑んでいる。 就活の面接において、ある程度演…

わすれないで

電車で向かいの席に座る二人が話をしていた。 「どうしたら良いと思います?」 「うーん、難しいね」 30歳前後の男性と若い20歳後半の女性が話していた。話を聞くところによると、女性の出会って間もない意中の人が仕事でNYに行ってしまう。しかし付き合っ…

超えていこう

いつものランニングコースは片道10分かかっていたのが、ふとした瞬間に9分台になり、その後なんど走っても9分を超えることはなかった。そんな、今までできなかったことができるようになるタイミングがある。理由はわからない。とっても不思議で論理的では…

[映画]フィクサー/ジョージ・クルーニー

三宮にて。面白い。ただデートで見る映画ではないですね、お隣りは眠たそうにしていました。もみ消し屋(Fixer)として企業の裏事情を処理する男(ジョージ・クルーニー)は大企業の処理に当たるのだが、次第に彼の手に負える問題ではなくなっていく。 最近では…

MY BLUEBERRY NIGHTS/ウォン・カーウァイ

大阪梅田にて。とっても良かった。映像の切り取り方やテンポが独特で面白い。特にブルーベリーパイにアイスが溶けて溢れるように流れていく映像は色気すら感じた。ストーリーは人の愛しているから憎い、憎いけど愛しているといった弱い部分を肯定的に捉えて…

天然コケッコー

シネ・リーブル神戸にて。監督は山下敦弘。脚本は渡辺あや。今年夏一の映画。よかったです。島根県の田舎町に越してきた少年と、彼の同級生となる少女のお話。小学校、中学校あわせて7人しかいない小さな村の一年を通して物語りは進んでいく。 この映画は、…

消えた天使/原題:The Flock

三宮シネフェニックスにて。面白いし映画としては演出も良かったのだけど、人間の欲望に直に接したような気持ちになって怖かった。作中では説明はないのだけれどアメリカにはミーガン法(Megan's Law,Megan act)という、性犯罪者をさまざまなメディア、場合…

時をかける少女/筒井康隆

フジテレビにて。これは面白い。筒井康隆の作品としては、ジュブナイル向けの珍しい作品だけどプロットが良く練ってあり、最後には爽やかなカタルシスがあって気持ち良い。 映画はプロットを理詰めで作るとしばしばうんちく映画になってつまらなくなる。かと…

ラッキーナンバー7/ジョシュ・ハートネット

原題LUCKY NUMBER SLEVIN。ジョシュ・ハートネット主演、豪華共演陣によるクライムサスペンス作品。これはおもしろかった。ジョシュ扮するスレヴンが冒頭からしばらく腰にバスタオル巻いた状態でウロウロするなどコメディタッチでテンポ良く進むのだけど、そ…

"The Sience of Sleep"(恋愛睡眠のすすめ)/ミシェル・ゴンドリー

神戸シネ・リーブルにてレイトショー。なきそうなくらい切なくて可愛いらしくて、不思議な余韻が残った。すごく良い。ミシェル・ゴンドリーの泉のように湧き出るアイディアと独特の世界観を創る音楽。1秒タイムマシン、災害論カレンダー、植物の乗せたノア…

フューチャリスト宣言/梅田望夫、茂木健一郎

中学を卒業した頃だったか高校を入学した頃だったか、いずれにしろその時期から自分の得手不得手を良く考えるようになった。また同時期からWindowsXPが家に来てWEBに身を委ねる時間が増えていった。 得手不得手を考えるようになったきっかけは受験だった。受…

スパイダーマン3を見て

三宮。ミント神戸にて。GW終日で混雑してました。その中でも一番人気はやっぱりスパイダーマン3。楽しかったです。 見所は3次元的なカメラワークのアクションシークエンス。前々作のスパイダーマンではシークエンスの切り換えによって3次元に見せてたけれ…

ぼくを探しに/シェル・シルヴァスタイン著

本棚の整理をしていると出てきた数冊の絵本。その中で一際印象的だったのが『The Missing Piece(ぼくを探しに)/シェル・シルヴァスタイン著』だった。同著では『Giving Tree"(りんごの木)』がとても有名だけど、私はこの本のほうが好きだ。『星の王子様/ア…

PEACH JOHN PRESENTS フロアプレイ大阪公演を見たぜ

http://blog.duogate.jp/floorplay/ 大阪フェスティバルホールにて。とても面白かったです。ショーが終わった後も体が興奮したままでした。 「良かった、興奮した」 そんな言葉しかでないのは、体で感じるショーだったからだと思います。フロアプレイ公式ブロ…

マリー・アントワネットを見て

三宮、神戸ミントにて。「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラの新作。女優はスパイダーマンシリーズのキルスティン・ダンスト。遅ればせながら見てきました。 内容は「恋した、朝まで遊んだ。全世界に見つめられながら」という端書どおり…

この世の限り/錯乱

なんとなくラジオを聴いていたところ、椎名林檎の曲が流れてきた。どうやら最新の曲らしい。もともと椎名林檎の歌は好きなんだけど、東京事変というバンドを組んでからは新曲の発表があまりなく、興味が離れていた。どうやら今回の最新曲は東京事変としてで…

エターナルサンシャイン

もう、2006年も終わりですね。エターナルサンシャイン。監督はミシェルゴンドリー。 主演はジム・キャリーとケイト・ウインスレット。 記憶と現実が入り混じる世界の景色を映す、映像センスは抜群に良い。氷の上に寝っころがって星を見ているシーンのように…