映画

愛を読むひと/スティーヴン・ダルドリー

主人公は15歳のときに36歳の女性と知り合い、ひと夏のあいだだけ男女の関係になる。しかし女性は突然姿を消してしまい、関係はそこで終わってしまう。主人公は途方に暮れ、以後他人を無条件に愛することができなくなってしまう。 大人になり結婚をしても主人…

MY BLUEBERRY NIGHTS/ウォン・カーウァイ

大阪梅田にて。とっても良かった。映像の切り取り方やテンポが独特で面白い。特にブルーベリーパイにアイスが溶けて溢れるように流れていく映像は色気すら感じた。ストーリーは人の愛しているから憎い、憎いけど愛しているといった弱い部分を肯定的に捉えて…

天然コケッコー

シネ・リーブル神戸にて。監督は山下敦弘。脚本は渡辺あや。今年夏一の映画。よかったです。島根県の田舎町に越してきた少年と、彼の同級生となる少女のお話。小学校、中学校あわせて7人しかいない小さな村の一年を通して物語りは進んでいく。 この映画は、…

消えた天使/原題:The Flock

三宮シネフェニックスにて。面白いし映画としては演出も良かったのだけど、人間の欲望に直に接したような気持ちになって怖かった。作中では説明はないのだけれどアメリカにはミーガン法(Megan's Law,Megan act)という、性犯罪者をさまざまなメディア、場合…

時をかける少女/筒井康隆

フジテレビにて。これは面白い。筒井康隆の作品としては、ジュブナイル向けの珍しい作品だけどプロットが良く練ってあり、最後には爽やかなカタルシスがあって気持ち良い。 映画はプロットを理詰めで作るとしばしばうんちく映画になってつまらなくなる。かと…

ラッキーナンバー7/ジョシュ・ハートネット

原題LUCKY NUMBER SLEVIN。ジョシュ・ハートネット主演、豪華共演陣によるクライムサスペンス作品。これはおもしろかった。ジョシュ扮するスレヴンが冒頭からしばらく腰にバスタオル巻いた状態でウロウロするなどコメディタッチでテンポ良く進むのだけど、そ…

"The Sience of Sleep"(恋愛睡眠のすすめ)/ミシェル・ゴンドリー

神戸シネ・リーブルにてレイトショー。なきそうなくらい切なくて可愛いらしくて、不思議な余韻が残った。すごく良い。ミシェル・ゴンドリーの泉のように湧き出るアイディアと独特の世界観を創る音楽。1秒タイムマシン、災害論カレンダー、植物の乗せたノア…

スパイダーマン3を見て

三宮。ミント神戸にて。GW終日で混雑してました。その中でも一番人気はやっぱりスパイダーマン3。楽しかったです。 見所は3次元的なカメラワークのアクションシークエンス。前々作のスパイダーマンではシークエンスの切り換えによって3次元に見せてたけれ…

マリー・アントワネットを見て

三宮、神戸ミントにて。「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラの新作。女優はスパイダーマンシリーズのキルスティン・ダンスト。遅ればせながら見てきました。 内容は「恋した、朝まで遊んだ。全世界に見つめられながら」という端書どおり…

エターナルサンシャイン

もう、2006年も終わりですね。エターナルサンシャイン。監督はミシェルゴンドリー。 主演はジム・キャリーとケイト・ウインスレット。 記憶と現実が入り混じる世界の景色を映す、映像センスは抜群に良い。氷の上に寝っころがって星を見ているシーンのように…